・今週で4月からの春学期が終わります.3月初めの時点では,今学期に留学生が入国できるのか分からなかったのですが,4月から順次入国できて,現在は60名を超える学生が元気に日本語を学んでいます.多くの方々のご尽力があったことと思いますが,特に公明党と文部科学省の留学生の入国再開を強力に支援・推進して下さった方々には,深く感謝しています.学期最終日の6月24日には,校外学習で全員で東京スカイツリーに行ってきます(220407)

・2月にあった日本語教育振興協会の日本語学校教育研究大会で,本校の浦先生が「活動中心の中級クラス授業 ―総合教科書を使わないカリキュラムの実践報告―」という発表をしました.そのアンケート結果が届き,97人の参加者の内30名から回答があって80%がとてもよかった,20%がよかったとの回答でした.「中級メインテキストの授業をやめるという英断に至った流れと効果が理解できた。」「活動中の学生達の表情が実にいきいきとしていて、楽しい授業の雰囲気がよく伝わってきました。」「シンプルに楽しいこと、面白いこと、学習者がやりたいと思えることを活動の中心に据えると、授業はこんなにも魅力的なものになるのだと気づかされました。」などのご意見をいただきました.(220620)

卒業式を行いました.31人が卒業しました.式辞をコピーしておきます.(220311)

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皆さん,アンランゲージスクールのご卒業,おめでとうございます.
難しい日本語を,皆さんがここまで使える様になったことを,私もとてもうれしく思います.
どうやって自分の日本語が上手になったかを,もう一度,今,考えてみてほしいと思います.
思い切って日本へ来て,やるしかないと,しっかり勉強した人が多いと思います.
日本で生活したり,アルバイトをする中で,日本語になれてきた人も多いと思います.
アンランゲージスクールの授業は,学校や職場や社会で実際に使える日本語を,皆さんが身に付けられるようにと考えて進めています.
そのため,繰り返し練習したり,覚えたりするだけでなく,いろいろな活動を重視した授業を進めてきました.
オリジナルドラマを考えて発表したり,スピーチコンテストの準備をしたり,自分で考えたことのプレゼンもありました.また,友達を紹介する冊子を作ったり,ウソ新聞を作ったりもしました.そのような,授業の中でのさまざまな活動を通して,自分を表現するための日本語が上手になったと思います.
アンランゲージスクールを卒業した後,専門学校や大学で勉強が続きます.就職した後も,勉強を続けることが大切です.
これからも,繰り返し練習したり,覚えたりするだけでなく,自分で工夫していろいろな活動をする中で,勉強を進めていけるといいと思います.
今日は,ご卒業,ほんとうにおめでとうございました.
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・授業の一環として,グループごとのオリジナルドラマの発表会がありました.8グループが,それぞれ自分たちで考えた内容・タイトルの寸劇を5分〜10分ぐらいずつ日本語で演じます.せりふもオリジナルです.笑いをとったり,考えさせたりするところもあって,自分たちの生活や日本での経験を題材にしたものがほとんどでした.日本語の勉強にもすごくなったと思いましたし,学生達の自信にもなったと思いました.(220215)

・1年先の大学受験を目指している成増校の学生の数学の勉強を一緒にしています.数Iの参考書で,集合や二次関数や三角関数をやりました.やさしめの参考書で,説明を読みながら用語を中心に解説して,問題も一緒に解きます.英語が良くできる学生なので,時々,英語の用語も使います.数学の英語の用語と日本語の用語を比べると,英語では日常語を用語に使う場合も多いのに,日本語は数学独自の用語が多いです.それも,とても難しい用語が多くて,留学生にはもちろん,日本の生徒にもすごく負担になっていると思いました.(220120)

・今日は学期最終日の前日の授業で,会話テストをかねて「自分が影響を受けた人物について」の話をまとめて5分で発表するというのを聞きました.採点もかねて聞いたのですが,クラスの12人全員が,とてもすばらしい発表をしました.取り上げた人物は,家族や歴史上の偉人やアニメや物語の登場人物等,とても多彩で様々でした.自分の経験や考えや気持ちが,それぞれこもった発表でした.クラスの友人や先生に,自分が伝えたいことを伝えるというコミュニケーションの一番大事なことをよく踏まえ,それが実現されている発表でした.コロナ禍の来日遅れで1年でここまで日本語で表現できるようになったことに,感激しました.(211220)

・授業で教室に行ったときに,始まる前にある学生から,教室での飲食をまた認めてもらえないかと言われました.春前からコロナの感染防止のために,教室内での飲食を禁止してきました.学生は,感染者数が大幅に減少しワクチンも打ったので,もういいでしょうとのことでした.なるほどと思い,専任の先生方に検討いただいて,今週から,マスクを外したら話さないことを守って教室での飲食を認めることにしました.学生とこういうやりとりができるのは,とてもいいことだと思いました.(211126)

・成増校には,毎年警察の方に来ていただいて,学生たちに日本での生活での注意点について話をしていただいています.今回は,だまざれて知らないうちに犯罪行為をすることをないようにというのが主な話でした.他人名義のキャッシュカードやクレジットカードや交通系のカードを持っているだけでも,その理由がはっきりしないと犯罪になること,頼まれて預金を引き出すだけでも犯罪になること,知らない人に頼まれて荷物を受け取るのもほとんど犯罪になることなどを,丁寧に説明いただきました.学生達も熱心に聞いて,理解してくれたと思います.(211109)

・コロナ禍やビザ発給の厳格化で,日本語学校の学生数が激減しています.アン・ランゲージ・スクール成増校も例外でなく,学校経営も大変厳しいです.その影響で,私の校長としての勤務日数も10月までの週3日から,週1日に減りました.残りの日は学校へは行きませんが,責任者としての対応や判断が必要な時は電話や電子メールで連絡がとれ,急遽登校もしますので,ご安心下さい.専任教員は非常勤講師対応がなくなり,教員間の連携を深めた教育や新しいカリキュラムの導入に取り組んでいて,教育の質は向上しています.(211104)

・先週から秋学期が始まり,今学期も週1時間の授業を担当しています,今学期は,日本の高校で学ぶような理科や社会を,日本語の学習をかねて質疑応答・対話形式で学ぶということをやっています.日本語教師試験を受けたときに,言語だけを学ぶのではなく,第二言語で教科を学ぶことで言語と教科の両方を学ぶというイマージョン・プログラムというのが効果的であると知りました.都立大学で始めた英語だけで4年間生物学を学べるというプログラムも,言語教育の意識はそれほどありませんでしたが,それそのものでした.1回やっただけですが,学生は生物学の内容も楽しんでくれたようでした(211018)

・夏学期の最終日に,グループごとのドラマの発表がありました.オリジナルな5分〜10分の寸劇をみんなの前で披露します.題材,ストーリー,せりふ,演技とすべて自分たちで考えて,日本語で進めます.8グループあったのですが,どれもすごく面白かったです.テーマは,家族,学校をサボる,いじめなどの社会問題,おとぎ話のパロディー,恋愛や三角関係や不倫等,多彩です.ユーモアがあちこちに溢れていて,爆笑続きです.けっこう難しい日本語も,効果的に使っていました.来日してから9が月ぐらいで,ここまでできるようになったことに,びっくりしました.(210924)

・教室へ行って,コロナのデルタ株の話をしました.若い人の感染が増えて,まれに重症化する人もいて,不安に感じている学生もいると思ったからです.コロナウイルスの図も使って,デルタ株がなぜ細胞に入りやすいか,増えやすいか,別の細胞にも移りやすいかという話をしました.対策は,今まで通りのマスクと換気を,さらに徹底するという話です.マスクをしないで話をしている人がいる部屋にはできるだけ入らない,どうしても入るときは離れる・時間を少なくするです.換気は,2方向に窓がない部屋では,できるだけ窓の近くにいる・エアコンの風が直接あたる場所にいるという話です.教室授業は続けますが,不安のある学生はオンライン受講を先生に相談するように言いました.(210827)

・週1回,あるクラスで「質問,会話,面接の練習」という授業を担当しています.昨日の授業は,7月の半ばに初めて行ったときより,皆さん,とても上手に会話ができるようになってきたと思いました.私との会話に慣れてきたこと,スピーチコンテストがあって全員そのための準備を進めていたこと,進学先の専門学校のオンライン面接が始まっていて面接に対する意識が高まってきたことなどが,上手になってきた原因かも知れません.学生さんとそのような会話をしていると,それぞれの方の経験や感じたことや考えを聞かせていただけて,私も楽しいです.(210817)

・デルタ株によるコロナ感染が大きく増えてきたので,教室で再度注意点の確認をしました.これまで強調してきた(1)話すときはマスク(2)食べるときは話さない(3)換気を十分に,だけでは感染するケースがでてきたというニュースを見たからです.今回話したのは(4)マスクは不織布マスクを周りをぴったりにしてする(5)換気が悪いかもしれない部屋や車内では窓からの風が顔にあたるところかエアコンの風が顔にあたるところにいる,です.ここまで気をつければ,デルタ株でもほとんど心配ないという話をしたところ,多くの学生が納得してくれたようでした.(210804)

・8月6日に行われるスピーチコンテストのクラスでの発表を見ました.「私のすきなもの」というようなテーマで,それぞれ自分で内容を考え,作文し,先生に見ていただき,話す練習をして,クラスの前で実際にスピーチをしました.話し方については,上手な人もまだそれほど上手ではない人もいましたが,内容はそれぞれ自分が言いたいことをきちんと言えていました.とても個性があって,話の構成もよくできていました.言語は,自分が何を話したいか,何を伝えたいかがまず大事なので,全員がその点ではしっかりできていたことに感激しました.(210728)

・今学期は,授業を少し担当しています.「質問・会話・面接の練習」という授業です.質問の例が20個書いてあるプリントを渡して,その質問やそれに似た質問から,会話を始めます.自分が知りたいことを質問する,自分が話したいことを話すというのがポイントです.今回は初めて,私からして欲しい質問を選んでもいいし,どれかの質問を私にしてもいいし,学生どおしで質問しあってもいいということにしました.それぞれ,とても楽しく会話の練習を進めることができました.(210721)

・今日7月12日から,9月までの新学期が始まりました.1学期3ヵ月ずつの,4学期制です.東京都はコロナ感染の緊急事態宣言が8月22日まで出されましたが.学校の授業は感染防止対策に万全を期して,教室で行います.ただし,どうしても心配な学生は同じ授業をオンラインでも受けることができます.対策は,教室ではマスクを着用,教室の換気は屋外と同じ二酸化炭素濃度レベル,休み時間の飲食は屋外で,発熱者・咳のある人・学校の厳しい基準での濃厚接触者は登校禁止でオンライン授業などです.(210712)

・6月29日で4月から始まった春学期が終わり,学校は2週間の夏休みに入りました.今回は,コロナに感染しないように,もし自分が感染したときに他の人を感染させないようにという話をしました.話のために調べたら,日本の20歳代の死者は10万人あたり1.7人,80歳代以上は12300人でした.学生の皆さんにとってはほとんど普通の風邪並でも,社会で流行れば多くのお年寄りが亡くなることをわかっていただけたと思います.また,感染や濃厚接触者で2週間の自宅待機になったら,その間に専門学校の試験が受けられなくなるかもしれないこともわかっていただけたと思います.(210701)

・先週,ある大学の学生が授業見学に来たことを書きました.オンラインでも授業見学いただけたそうです.その学生達からの感想が届きましたので,紹介します.「みなさんすごく明るく真面目に授業に取り組んでいた」「学生主体の授業を実感できた」「学生が楽しんで自ら学べるとても雰囲気の良い授業」「授業の途中にきた方へ向けての声かけが印象的で,ちょっとした気遣いが信頼関係を構築するのだなと思いました」(表現は一部変更しました.)(210614)

・今朝,ある大学の学生4人が授業見学に来ています.多分,日本語教育を主専攻か副専攻でとっている学生だと思います.そろって来ているので,大学で指導されたか助言されてきているのだと思います.このコロナ禍で,そのような活動を積極的に行っている大学や大学の先生に敬意を表します.多くの大学が,リスクとベネフィットとできる対策を十分に吟味検討しないで,安易に感染予防ばかりを重視する状況に憤慨するとともに,そうでない大学もあることに安堵します.アン・ランゲージ・スクール成増校も,学生の感染対策と学習機会の提供の両方にバランスの最適化を意識しながら最大限の配慮をしています.文科省の姿勢も評価しています.不安ばかりをあおる多くの日本のマスコミには,期待できるところがありません.(210609)

・先ほど5人の学生が校長の私のところへ来て,話を聞いてほしいとのことでした.現在,似たレベルで午前と午後の2クラスに分かれているのを,来学期の7月から両方のクラスとも午前中にする計画があるからです.アルバイトの関係で,今までどおり午後のクラスも用意して欲しいとのことでした.5人揃ってきて,日本語でていねいに自分たちの希望を述べていたのは,日本語の面でも社会的な行動の面でもしっかりしていると思いました.2つのクラスを午前中に合わせられれば、内容に応じてクラスを組み換えて学生が自分にあった授業を受けやすいと考えたためです.学生にとってはアルバイトも大切なので,担当の先生とよく話し合って下さいとお願いしました.(210531)

・私が務めている成増校の校長職は,学生,教員,教育のことだけを担当していて,経営に関することは理事長と設置者が担当しています.それでも現在のコロナ禍の下では日本語学校の経営状態は,収入と支出が大きくアンバランスで厳しいだろうことは,頭の中でちょっと概算してもわかります.学校の設置会社が建築・不動産の会社なので,なんとか経費節減に努力して学校を維持しています.学生の教育にはほとんど影響がない状況を保てているのが助かります.(210526)

・5月14日(金)に校外学習で「埼玉県こども自然動物公園」にみんなで行ってきました.野外の広い施設で,混んでない方向の電車1本で,学生は各車両4−5人に別れて乗る等の対策を徹底して実施しました.集団行動の指示を受けて従ったり,電車や行き先を理解したり,地図を見たり,公園や動物の案内を見て行くところを決めたりと,留学生にはすべてが学習になりました.コロナ禍で細心の注意を払って校外活動を実施してくださった先生方,またルールを守ってとても楽しそうに参加してくれた学生の皆さんに感謝します.(210517)

・コロナの変異ウイルスで日本中で感染が拡大していますが,多くの学生が元気に成増校に通って授業を受けています.心配な少しの学生は,家でオンライン授業を受けています.教室の授業を安心して受けていただくために,教室内の二酸化炭素濃度を測りました.窓が大きく開く部屋なので,学生が15人席についても,教卓横の二酸化炭素濃度は外と同じ413ppmでした.近くで教員が大きな声で話しても,480ppmでした.みんながマスクをしていれば,800ppmぐらいまでは安心だと考えています.どうぞ安心して教室で授業を受けて下さい.(210510)

・東京に緊急事態宣言が発令されましたが,アン・ランゲージ・スクール成増校の授業は,原則は教室での授業で希望者だけオンラインという扱いを続けています.これは,公立の学校の扱いに準じることを基本に考えているからです.感染拡大は続いていますが,飲み会や食事の際のマスクをはずした会話が一番の原因だと考えられます.飲み会や大人数での食事は行わないこと,いつもの少人数の食事の際も,換気を十分に行ったり,換気が十分な場所を選んで下さい.(210426)

・アン・ランゲージ・スクール成増校では,教室での勉強ばかりでなく,宿題とは別の自習や,生活やアルバイトの中での学習も重視しています.自習のための教材として「日本語聴解練習」の動画を作成し,YouTubeにアップロードしました.どうぞご覧下さい.これからも増やしていくそうです.こういう教材を作成している教員から直接日本語を学習したい人は,ぜひアン・ランゲージ・スクール成増校に入学して下さい.(210420)

・昨日4月12日から新学期が始まりました.一部の人はオンラインで授業を受けていますが,多くの人は元気に教室で授業を受けています.変異型コロナウイルスの拡がりもあって感染リスクが高まっているので,それぞれのクラスで15分ずつ,感染予防対策について話しました.マスクと換気の徹底です.換気の徹底については,東京と隣接県の地図を書いて,その中に前日の感染者数を書いて,学生に質問しながら話を進めました.地図という言葉や県の名前もすらすら出てきて驚きました.感染者数が極端に少ない山梨県では,レストランの換気対策が進んでいるという話をして,納得してもらえたみたいです.(210413)

・3月19日に修了式を無事,行うことができました.62人が修了しました.新型コロナウイルスの感染拡大で,昨年の3月から通常のようには授業ができなくなり,3ヶ月間のオンライン授業,その後も感染対策を優先した授業でしたが,多くの学生は困難な状況にもめげずに,しっかり日本語の勉強を進めていました.進学先等が決まった後の2月,3月の出席率が例年より高かったのは,コロナの影響で勉学への意識が高まった面もあると思います.修了式も成増校だけでの開催でしたが,いつもと同じように進み,学生によい区切りと思い出になったと思います.卒業後のさらなる成長を期待しています.(210322)

・いつものように質問と会話の練習の準備をして教室へ行くと,その前の授業の先生から,ことわざかるたをしないかと言われました.学生達にやると言っていたのができないままになっていたので,私の時間でやれればとのことでした.2セットを使って8人ずつがテーブルを囲んでかるたとりをしました.日本語の一部の音が聞き取りにくいということがわかりました.学生によって読みを聴き取りやすかったり,ひらがなをすぐわかったり,返事をしながら手を動かすのが上手だったりします.最後に,ことわざの意味を質問してもらって,一緒に考えたり,解説したりして,楽しい時間をすごしました.(210303)

・2年生は卒業までちょうどあと1ヵ月となりました.1年まえからコロナの流行で大変でしたが,みんな元気にここまでこれて,うれしいです.卒業式をどうするかを検討中ですが,成増校だけでやることになりますが,できるだけいつもの卒業式に近い形でやりたいと考えています.人生にはいろいろな区切りがありますが,式を行って区切りをきちんと意識することは,大切だと考えています.それをきっかけに,新しい自分に生まれ変わったり,新しいチャレンジに進みやすくなると思うからです.(210218)

・2月8日から,成増校の授業を基本的にはすべて教室で行うことにしました.冬学期が始まった1月12日から教室で授業を受けても,その授業をオンラインで受けてもいいことにしていました.冬休み中に学生のうち4人もコロナに感染をしたので,学校でコロナが広まることに不安な学生がいると考えたからです.幸い,その後,学生の中に感染者は出なかったので,教室授業に戻します.東京ではまだ感染者が多いので緊急事態宣言が続きますが,「話すときは必ずマスク」と「常時換気」と「マスクをはずす前と口鼻の周りを触った後の消毒」をみんなが守れば,感染リスクはすごく低いです.気をつけて勉強をしましょう.(210205)

・今週から,一月に授業を受け始めた初級の学生の特別授業を,週2時間担当しています.クラスの方が教科書が進んでいるので,個別授業で倍の速度で進んで追いつくようにするためです.昨年度も同じような特別授業を担当しましたが,教科書に書いてあるように進めたところ,とても難しそうでした.今年は,文型や文法の基本やことばは教科書にそってやりますが,進め方は自分が表現したいことのみを使い,からだも動かしながら会話形式で進めています.うまくいきそうな気がしています.(210127)

・先週からの新学期で,教室で授業を受けても,同じ授業をオンラインで受けてもいいことにしています.とても心配な人はオンラインでもいいですが,そうでもない人は,ぜひ教室で先生や友人と直接話すとよいと思います.また,先生によってはオンラインの授業がとても大変だったり疲れるとの話も聞いていますので,その意味でもとても大変な人以外はぜひ教室へ来て授業を受けて下さい.(210119)

・新学期が1月12日から始まりました.コロナの非常事態宣言が発せられていることもあって,教室で授業を受けても,その授業をオンライン配信したものを受けてもいいことにしました.不安がある学生がオンラインで授業を受けることはとてもいいと思うのですが,学校へ来るのが面倒くさいからオンラインで授業を受けている学生も混ざっているような気がします.クラスによっては教室で授業を受けている学生が少なくて感染の心配は下がっていますので,とても不安な人以外はどうぞ教室で授業を受けるといいと思います.(210113)

・コロナウイルスがひろがって心配です.東京に緊急事態宣言が出るようですが,小学校・中学校などの学校は休みにならないようなので,アン・ランゲージ・スクール成増校も1月12日(火)から授業を開始します.感染拡大の一番の原因は,食べるときや飲むときだと言われています.留学生の皆さんも,食べるときや飲むときは話さないこと,食べたり飲んだりする間に話す時はマスクを必ずすることを守って下さい.きちんとした病院のお医者さんや看護師さんはいつもそうしていることを,テレビで見ました.(210106)

・先週の金曜日の18日が,秋学期の最終日でした.いつもの最終日のように各クラスを回って休みへ向けてのお話しをしました.今回は,コロナ,アルバイト,旅行,勉強です.コロナでは,マスクと換気の徹底に加え,友人との会食も大切なのでその時の注意を話しました.アルバイトは時間数の遵守に加え,アルバイトを通して日本語の練習にもつなげてほしいと話しました.旅行は近場の日帰りで人混みのないところに行って見聞を広げてほしいこと,勉強は学期中とは違う自分で工夫した勉強を進めてはしいと話しました.(201221)

・日本学生支援機構(独立行政法人)が企業等から寄附をつのってコロナでアルバイト等が減って困っている大学生や留学生の助成事業をして下さっています.成増校にも20万円の配分がありました.食費もきりつめているような学生15人に2万円または1万円ずつ配布しましたが,少しかもしれないけれど助かっていると思います.寄附をされた皆様およびこの事業を企画実施して下さった皆様に感謝します.(201207)

・担当している日本語の会話(質疑応答・対話)の練習の授業で,12月は「元気を増やす方法」をとりあげ,1回目は「食事・呼吸・睡眠・運動に気をつける」をやりました.特に睡眠については多くの質問があって,夢や睡眠時間や記憶との関係に興味があるようでした.配布プリントになかった頭痛についての質問もありました.日本語の教え方の本を読んで「言語と一緒に諸分野の内容を学習する」という方法があることを知り,実際に学生が興味がありそうな内容を伝えることを兼ねて日本語の練習をすると,効果が高いのがわかりました.(201202)

・大学受験の面接試験が今度の日曜日にある学生たちの最終指導をしました.答える時に何が大事かと聞かれて,他の受験生と違う答えができそうなときは,それを答えるといいと言いました.大学のホームページを見たことで答えると,他の学生も同じような答えをするので,あまりよくないと言いました.大学で多くの入試面接をしてきましたが,同じようなことを言う学生が多いとうんざりした経験があるからです.自分だけしか言えないことを言って,合格を勝ち取ってきて欲しいです.(201125)

・新型コロナウイルスの新規感染者数が,東京も毎日500人を超すようになって,成増校でも学校内で感染を拡げることがないように,最大限の注意が必要です.17日に私が会話の授業をした時も,感染拡大防止を話題にしました.しゃべるときは,必ずマスクをする.マスクをはずす前には,手を消毒するかよく洗う.少し寒くても換気はいつもしつづける.いつも換気と言っても,冬は室外との温度差が大きくなるので,まどを少し開けておけば冷たい空気は入りやすく暖められた空気が出て行きやすくて,室内の空気が循環しやすいので,少し寒いぐらいで大丈夫です.(201122)

・10月の終わり頃に日本に到着した今年度の新入生が2週間のコロナ待機期間が終わって,ようやく授業に参加できるようになりました.日本語の聞き取りにはまだ慣れていないとのことですが,読んだり書いたりは本国にいた時も勉強を進めていたようで,すでに力がついているとのことでした.その分,これからの勉強も進みやすいと思います.これから次々と入国があり,1月までに20名は越えそうです.(201116)

・大学受験をする留学生の面接指導を,毎週続けています.面接ででるような質問の練習は何度も繰り返したので,それぞれの学生が興味のある話題で質疑応答の練習をする方法に変わってきました.これが,学生も私もとても面白いのです.きのうは,大統領選挙,コロナ再拡大,富士山,オゾンホールなどの話題がでました.アンランゲージスクール成増校の多くの授業も,もっと知的な内容を含むようにすると,学生の実態に合うのではないかと思いました.(201110)

・留学生の在留資格の延長について,今年度の新入生は,1年延長して日本語学校で勉強できるという連絡がありました.日本語の上達に不安のある留学生は,もう1年延長しようと思う人もいると思いますが,できるだけ延長しないほうがいいと思います.期間が短くなっても日本語が上手になるように,サポートします.自分で工夫して練習すると,短い期間でも上達できます.それから,今年度来日の留学生が少ないので,しっかり勉強できる入学がむずかしい大学やむずかしい専門学校への進学がしやすくなると思います.(201106)

・今年度の新入生3人の入国が10月末にあり.成田のホテルで2週間の待機期間を過ごしています.教務主任の先生が,毎日オンラインで顔を見ながらお話しし,体調のことも聞いています.みな元気そうで表情も明るいとのことです.成田に迎えに行ったベトナム人スタッフの話を聞いても,みんなコロナの心配より,日本へ来られたことをとても喜んでいたとのことです.再来週にさらに2人の入国が予定されていますが,まだ早期入国を検討中の方も,どうぞ安心していつでも来日して下さい.(201102)

・コロナウイルスの感染拡大で止まっていた今年度の新入生の入国が,やっと始まりました.2週間の待機期間は,成田のホテルで過ごしていただくことになり,スタッフが空港まで迎えに行きました.知らない国へ来て不安なところも多いと思いますが,何かあれば連絡いただければいつでもすぐに,ホテルまでサポートに行くつもりでいます.教員にも,できるだけ毎日ホテルに連絡をとり,日本語学習がスムーズにスタートするためのサポートをお願いしています.(201029)

・大学や専門学校の入試面接の続きです.難しい質問にどう答えるかの練習をしています.留学生が絶対知らないような質問や,知らない言葉を使っての質問です.1回聞き返す練習や,ときどき「わかりません」という練習もありますが,わからなくても少しでも関係ありそうなことを考えて,間違っていると思っても答える練習です.そういう練習で,どんな質問でもあわてたりパニックになりにくくなると思うからです.質問の後,歴史・経済・科学などの解説を少しすると,それも面白がって聞いてくれているようです.(201027)

・大学や専門学校の入試の面接では.難しい質問や答えにくい質問もあります.きちんと答えようとすると考える時間が必要です.だまっている時間が長いと,面接ではよくありません.質問した先生は,きちんとした答えが知りたいわけではなくて,どう答えるかを知りたいだけです.そのことで入学後授業についていけるか,勉強をしっかりやりそうかを知りたいのです.ですから,きちんとした答えでなくても,頭に浮かんだことをすぐに答えるといいです.(201020)

・大学や専門学校の入試の面接の練習で,「学校を卒業した後に会社ではどんな仕事がしたいですか」と問うと,技術的な仕事を除くと,経営・営業・マーケッティングぐらいしか出てこないことが多いです.会社にはいろいろな仕事がありますので,調べたり考えたりしておくといいです.それがわかれば,大学や専門学校での勉強も進みやすいと思います.(201014)

・一時帰国した2年目の学生の再入国がほぼ終わり,次は今年度の新入生の入国ができるようになります,新入生の中には,半年入学が遅れていることや,入国後2週間の自宅やホテルでの待機があることで,早期の入国をためらっている方もいるかと思います.私は,早期の入国をおすすめします.今年は留学生が少ないので,1年半後の大学や専門学校への進学は希望がとおりやすいです.入学が早ければ早いほど,日本語は上達しやすいです.しっかりサポートしますので,どうぞいつでも入国してください.(201012)

・3月に一時帰国した後,日本に戻れなくなっていた学生が,ようやく戻れました.14日間の自宅待機があるのでまだ今日から始まる新学期の授業には参加できませんが,もうすぐです.この後,今年度の新入生もようやく入国可能になります.一斉ではなくばらばらの入国になり学生本人も学校もいろいろ大変ですが,新入生の皆さんの意向に合わせて,日本語の勉強や日本での生活がスムーズに始められるように,できるだけのことをしたいと考えています.(201009)

・日本語学校の校長も3年目になりますが,今年は高い進学希望を持ち続けている学生が多いように感じています.昨年まで,だんだんと合格しやすい進学先を選ぶようになる学生が多くて残念に思っていました.必ず合格できるかどうかがわからなくても,チャレンジする気持ちと,しっかり勉強することが大切です.同じような気持ちの友達がいて,話すことも大切だと思います.(201006)

・大学進学希望者の面接練習を担当しています.面接には,聞く力,考える力,話す力が必要です.考える力は,ほとんど大丈夫ですが,短い時間で考えることがもう少しの人もいます.話す力は,内容は大丈夫ですが,はっきり大きな声で話す練習が必要な人がいます.聞く力が,短期間で一番延ばせそうで,面接練習で,聞かれそうな質問を何度も繰り返しています.後は,日本語を1-2ヵ月集中して多く聞くことです.70%ぐらいわかる日本語を繰り返し聞いて,90%ぐらいわかるようにするといいと思います.(201002)

・今日は7月に始まった学期の最終日で,これから2週間の休みです.それで各クラスで話をしました.一つは,大学や専門学校や就職の面接へ向けて,どこででも多く聞く多く話すを心がけるといいということです.聞いたり話したりを多くできると会話も面接も上手になります.あとはコロナの感染予防を油断せずにしっかりということと,アルバイトの時間数をきちんと守るようにということです.みんなしっかり聞いてくれました.(200925)

・大学受験をする学生7名の面接練習を担当しています.口慣らしや頭の回転のスピードアップのために早口言葉や百ます計算もやっています,足し算とかけ算の百ます計算を口でやって,だんだん早くするのですが,母語でなくてもかけ算が結構早い学生が多いです.聞いてみると,そのような学生は母語で無く,いきなり日本語で答えが頭に浮かぶようです.そうなれば,日本語の上達も早いと思います.(200923)

・日本語学校での経験を積むうちに,言語の学習のスピードに個人差が大きいことをますます感じています.自分自身が,日本語も英語も他の教科や分野に比べて上達がとても遅かったので,同じく遅い学生を見るとどうにかしてあげたくなります.あきらめずに,気長に力をつけていくのが大切ですが,やる気を落とさない配慮ややる気を上げる励ましをどうやっていくか,先生方と一緒に考え続けています.(200916)

・7月から始まった今学期もあと7日になって学期末のテストが行われています.漢字テストの監督をお手伝いしましたが,勉強したのに忘れてしまった漢字を一生懸命思い出そうとしていました.例え試験時間中に思い出せなくても,思い出そうとしていた漢字を試験の後に確かめれば,今度はきっと覚えられると思います.試験は使い方が適切ならとてもプラスになると思いますが,点数をとるための勉強になったり自分のレベルに合わないテストだったりすると,マイナス面が大きいと思います.(200915)

・教室で授業をしていたり授業の様子を聞いていると,授業のやり方や内容が合わない学生がいることがわかります.合わないと,熱心でなかったり反応がわるかったり寝ていたり別のことをやっていたりするからです.合わなくても,なんとか与えられた勉強をしようとする学生もいます.一方,合わないことはやりたくないという学生もいます.私や成増校は,基本的にはどちらでもよいという立場ですが,先生によって考え方は違います.(200914)

・大学の入学願書に必要な志望理由書や自己推薦書を準備しているのを読んで助言をしています.とてもよく書けているのですが,他の人も書きそうなことが続いているところがありました.自分しか書けないような経験やエピソードが書いてあると,読む人から理解されやすいです.大学教授の時に志望理由書や自己推薦書を数多く読んできましたが,今まで読んだことがあることばかり書いてあると,ちょっとがっかりしました.(200909)

・漢字よりカタカナが難しいという学生がいました.漢字は覚え方を自分なりに工夫してきたようで,新聞なども使って覚えているとのことでした.カタカナは,苦手意識があって,そもそもなぜカタカナが必要なのかを疑問に思っているように感じました.また,何をカタカナで書くのかが難しいようでしたし,それの納得感も低いのかと思いました.よく考えると,何をカタカナで書くかは人為的で,自然ではないですよね.(200908)

・入試の英語の参考書を教えてほしいという要望をLINEでいただいていたので,ネットで調べました.受験校に合った留学生用の参考書はなく,日本人の高校生向けのわかりやすそうな参考書をネットでみつけたので,2種類通販で注文しました.明日8日に届くので学生に貸してあげることにしました.その学生からLINE通話がきたのですが,初めてのことで,友だち追加したり,LINE設定でマイクをONにしたり,どぎまぎしました.(200907)

・大学への進学について相談にのったり面接や入試の練習をしている学生のひとりから,初めてLINEが来て.入試の英語の参考書を教えてほしいという内容でした.頼りにしていただけるのは,うれしいです.留学生用の英語の大学入試の参考書というのは,ちょっと探すのが難しいかもしれませんが,希望大学の留学生用の英語の過去問が公開されているので,それを見て検討します.(200906)

・今年度卒業予定学生の受験する大学・専門学校選びが,真剣になってきました.私も,大学探しを手伝っています.最近は,学部名や学科名が新しくなって,名前からだけでは何を学べるのかがよくわからないところもあります.以前の名前を想像すると,なんとなくわかることがあります.大学で教えてきた経験が役立ちます.(200902)

・昨日担当した授業で,作文の12の選択テーマうち「最近やっている日本語の練習の方法について」を選んで書いた学生がいました.自分でいろいろ工夫していることを書いてくれて,そのような自分での工夫を続けていればきっと力がついていくと思いました.「書いてから読むことが効果的」とのことだったので,ちょうど授業がそのような形式だったので,私もうれしかったです.(200901)

・日本語学校2年目の学生の,大学や専門学校への進学へ向けての準備が進んでいます.受験する大学や専門学校選びが,第一です.大変ですが自分でまず調べ,先生ともよく相談するといいです.次に入学試験対策です.とにかく面接で入学後に学習を続けられる日本語能力とコミュニケーション能力があることを,きちんと伝えられるように力をつけることが大切です.(200831)

・入国管理局から10月生の在留資格認定証明書の交付があったと,スタッフからメールで連絡を受けました.4月生,7月生も,まだほとんど来日できていないのですが,10月生も一緒に10月から日本語の勉強を始められることを願っています.1年半の在籍でも力をつけていただけるよう,先生方と一段の工夫をしたいと思います.来日遅れの場合,オンラインも検討できればと思います.(200828)

・来年4月入学希望の留学予定者から,大学院入学のための指導をしていただけるかとの問合せがありました.喜んでしますと,答えました.理系はもちろん,文系でも基本の研究計画指導,プレゼンテーション指導,面接指導を,自信を持って行います.専門的な内容については,友人・知人のネットワークを使います.(200826)

・毎日ではありませんが,学校で気がついたことや.考えたことや,イベントがあったときに書きます.原則の勤務日が,月・火・水なので,その曜日に書くことが多いと思います.感想とかコメントとか質問がありましたら,お問い合わせのページからお寄せ下さい.(200825)